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ラクビーと私
2019.10.01

ラクビーと私



今年はラクビーワールドカップが日本で開催され、連日テレビで放映されていますね。昭和生まれで、平成に青春(今時はアオハル)を謳歌していたみなさんには松任谷由実の「NO SIDE」という歌が思い出されるのではないかと思うのですが、いかがでしょう。

 

とても穏やかな曲の始まり、実際のラクビーのパワーのあるプレイとはまったく違うやさしくセンチメンタルな歌です。

何をゴールを決めて 何を犠牲にしたの 誰も 知らず

歓声よりも長く 興奮よりも速く 走ろうとしていた あなたを少しでもわかりたいから

 

ラクビーのリーグ戦の最後が、あたたかく切なく描かれています。

この歌はどうやら、1984年の1月7日に行われた全国高等学校ラクビーフットボール第63回大会決勝、天理対大分舞鶴戦のラストがきっかけとなり、つくられた歌だそうです。 後半ロスタイムに大分舞鶴がトライを決めて18対16に追いつき、決まれば同点で両校優勝となるゴールキックを主将のFB選手が左に外し、その直後ノーサイドの笛が鳴った。これをテレビで見ていた松任谷さんが歌にしたものらしいです。

高校のリーグ戦の終わりは、すなわち部活動の引退を意味するわけで、一緒にグランドを走り抜けた仲間との共有する時間の終わりであり、その興奮と高揚もそこで終わりです。そしてその翌年には同じチームメンバーがそれぞれの場所で、それぞれの立場で、高校ラクビーを観戦する側になるそんな情景を思い歌われました。

松任谷由実の楽曲はバブル時代の恋愛思考を最も左右したアーティストと言われています。『シンデレラエクスプレス』『BLIZZARD 』『 恋人がサンタクロース』『青春のリグレット』 など、たくさんの楽曲が恋愛思考に直結しさらには恋愛の経済効果さえ左右するものでした。この件にまつわる書籍も発刊されています。その頃まだまだお尻の青い私は、深い意味もわからず、口ずさみ歌っていたことを覚えています。

ラグビーワールドカップは、私にさまざまなことを思い出させてくれました。そして何よりこのスポーツがとても紳士的なスポーツであることを知りました。ルールはもちろん「ゲームセット」や「ゲームオーバー」ではなく、なぜ「NO SIDE」というのかも知ることができました。そしてパス回しは、圧倒的なチームメイトの信頼感で成り立っていることも知りました。応援する側の暗黙のルールにも紳士的なルールがありさらに感激しています。

今世界は、日本と諸外国の問題を含めいろいろな問題があります。評論家はテレビで「紳士的で友好的に解決しなくてはならない。」と言っています。お手本のようなコメントだなといつも思います。本当に紳士的で友好的とはどんなことか、そんなことを考えたりもします。深夜のスポーツニュースで選手のコメントや試合の様子を見ると、とても単純なことに気づきます。

試合とは勝敗を決めることですが、それを楽しむことは

勝敗に左右されることではないことに気づきます。

どんな試合も勝敗もお互いを讃え合うこと、それこそが紳士的であり友好的であると思います。

ラグビー観戦にはビールがつきものだそうです。私は強靭な肉体を持つ男子が自分の全てで国を背負い、大歓声を背負って戦っている姿を麦茶片手に応援しています。そして、青春時代のレモンの蜂蜜漬けのような出来事をほんの少し思い出し、思わずクスっと笑ってしまう今日この頃です。 ラグビーって面白い!

ビューティーライフアドバイザー

福谷 貴美子